温泉の発見は元禄5年(1692)といわれるが 「藤原町史」によると確かな記録が残されているのは宝暦2年(1752)。
当時の温泉は鬼怒川右岸に滝村にあり 滝の湯 下滝の湯と呼ばれていた。明治2年左岸の旧藤原にも温泉が発見され こちらは藤原温泉と称した 現在のように鬼怒川温泉と総称するようになったのは昭和初期のことである。
大泉こ黒石はその著 「渓谷を探る」(昭和5年)で「世界的の講演日光を前に挺し 塩原温泉を後に控えてしかもこれほど壮美な山姿水容を持っているからには 近い将来必ずや民衆的の大温泉郷となるに違いない」とした。50.2℃PH値9.0のアルカリ性単純泉 飲泉も可能なこれほど贅沢な湯はめったにない
アクセス〜東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から鬼怒川公園下車
宿泊先〜元湯星のや(栃木県塩谷郡藤原町0288.77.1013)
8000円から外湯可
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